東京旅行~江戸城・本丸博~
東京に住んでいた当時、何故か一度も行かなかった江戸城。
今回せっかく来たので、周辺もあわせて散策しました。
江戸城と屋敷跡
井伊家上屋敷
元々は加藤清正邸があった場所。改易となった後、井伊家上屋敷となります。
清正が掘ったと伝えられている井戸が残っており、名水井戸として知られました。
築城の名手であり、井戸掘り名人でもあったんですね。
井戸以外、特に遺構らしきものは見当たらず。
大きな石燈籠が一つあったけれど、あれは屋敷の名残りだったのかな?
外桜田門
井伊家上屋敷から徒歩8分ほどの所にあります。意外と近い!
1860年、この門外で大老井伊直弼が水戸藩脱藩士に暗殺されました。(桜田門外の変)
大手門
藤堂高虎によって築かれた正門。火災や戦火に見舞われ、何度か焼失しています。
番所
江戸城には番所が三ヶ所残っています。写真は『百人番所』と呼ばれる最大の検問所。
中之門跡
石垣が壮麗で圧倒されます!一番テンションが上がったスポット。
加藤清正が寄進した大石?
ガイドブックによると本丸へ向かう途中の石垣にあるらしいです。
それらしき大石を発見し、パシャリ。
中雀門跡
石垣はボロボロで、丸くひび割れた跡が残っていました。これは本丸御殿火災時に焼付いたものだとか。
富士見櫓
天守閣が明暦の大火(1657年)で焼失した後、富士見櫓が天守閣の代わりを務めたと伝わっています。
松の大廊下跡
浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかった廊下跡。
「殿中でござる〜!」ってやつですね。後の赤穂事件のきっかけとなりました。
天守台
天守閣は明暦の大火で焼失。翌年に天守台石垣が再建されますが、「太平の世に天守閣は時代遅れ。街の復興が先でしょ!」と言う事で天守閣再建は断念され今に至ります。
天守台石垣に焼跡が見受けられたので調べてみました。どうやら1863年の大火によるものらしい。江戸は本当に火事が多いですね。
小天守には井戸が備わっていて、籠城に対する備えもあったみたい。
梅林坂
白梅と紅梅のコントラストがとても綺麗でした。梅ってこんなに早くから咲くんですね。
上記以外にも江戸城内外は見ごたえのあるスポットが多くて楽しかったです!
珍しい果物や花が沢山植えられていたので、今度は緑生い茂る季節に行きたいな。
無料ガイドがあると聞いていたのですが、行った日は丁度お休み…。
意気消沈して休憩所に入ると『皇居東御苑セルフガイドブック』(800円)を見つけ即購入。
今回の散策で大いに役立ちました。おすすめの一冊です。
本丸博
江戸城を堪能した翌日は本丸博へ。
入り口からはお香の香りが漂い、言い知れぬ興奮を感じつつ、いざ入場!
金襖の間
春夏秋冬をテーマに刀剣男士たちが襖に彩られており圧巻です!
襖の背景も凝っていて、キャラが生き生きしていました。
季節ごとにお香袋が置いてあり、それぞれ香りを楽しめます。
私は夏の香りが一番好きだったな。
祝画の間
二周年祝賀絵はどれも美しく、ずっと眺めていたかったです。
特に歌仙兼定のイラストが雅さと色っぽさ両方兼ね備えていて最高でした。水も滴る良い文系!
ただ、混雑の為じっくり見れなかったのが残念。一周年祝賀絵同様、画集として出してほしいです。
他にも色んな展示があって見応えがありました。
地方での開催が決定したので、都合が合えばもう一回行きたいかも。
戦利品
お守り型香袋が買えなかったけれど、まずは満足です。
ランチ
池袋にある『はちくまカフェ』にて。
蜂蜜をたっぷりかけて頂くフレンチトーストは優しい味でした。
あっという間の一泊二日の旅でした。
東京は何度来ても楽しくて、もう一度住みたいぐらい。
今度来るときは下町巡りとかしてみたいな。